NOTE

#002『欲望の話』

はじめまして、『Open base』の運営サポートチームのKazuです。

『Open base』の由来でもある「開かれた基地」。

これはWEBサイトにも記載をしておりますが、事務所の代表Sanukiと私の思いをこの事務所のサービスポリシーとさせて頂きました。多くの方々にワクワクを感じながら生きて欲しい、自分の欲の実現に夢中になって欲しい、それを微力ながらサポートしたい、そんな風に思っています。

偉そうに言っていますが、じゃあお前の欲は何なんだと、毎日ワクワクしているのか、と自分自身が問われた際に、心からのイエスを言えない自分がいることに気付いたんです。そうであった方が楽しいはずなのに、より幸せなはずなのに、何故心からイエスと言い切れないのか。自分にはどんな欲があるのだろうか。そんな問いに悶々とする日々を過ごす中で、周りの方々の話を聞いてみても、これという明確な欲やワクワクは、私だけでなく多くの方が薄れてしまっているのかもしれないと考えるようになりました。

少し飛躍してしまうかもしれませんが、本屋に行けば、やりたいことの見つけ方というような本や、自己肯定感の高め方というような本が多く売れていることからも、私の周りにいる方々だけでなく多くの日本人が同様の悩みを持っているんじゃないかとも思ったりしています。

そこで今日は、私自身の欲はどんなところにあるのか、過去を振り返りながら書いてみたいと思います。

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▽私の欲は何だ
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自分の欲って何だろうとあれこれ考えても、私の場合は、すぐには思いつきませんでした。であれば、過去に遡っていくしかない、人間の人格や価値観は幼少期に形成されるなんて言われたりもするので、過去の経験や体験から自身の価値観や欲を遡ってみます。

私はとある田舎町に3兄妹の2番目、長男として生まれ、姉と妹がいます。両親のほかに父方の祖父母と計7人家族で幼少期から高校生までを過ごしました。記憶にある範囲では、そこまで手の掛かる子供では無かったと自分では振り返っています(悪い記憶は抹消されているだけかもしれませんが)。

うちは貧乏だからと育てられたせいか、家中の電気をこまめに消したり、母親の買い物に付いていくと、これは高いからダメなどと言っていた記憶があります。他にも、姉があまり祖父母と話をしなかったので、私はいつも祖父母と一緒に野球を見たり、たまに祖父母と一緒に寝たりしてどこか家族のバランスを取るようなことを意識していた気がします。

そんなこんなで小学校卒業くらいまでは、サッカーを習い、児童会の副会長をしたりとクラスでもまあまあ人気者の類におり、それなりに楽しい幼少期を過ごしていました。

ただ、中学生になると近隣の小学校がいくつか集まって、その中学に通う形となり、そこで中学校での新たな友達がちょっとヤンチャな人達になったんです。授業に出なかったり、先生に反抗してみたり、ピアスを開けてみたり。毎日そんな仲間たちと馬鹿みたいに遊ぶ日々でした。

とても楽しかったなと思う反面、家族や先生からは「あまりあの子たちと一緒にいないほうがいい」みたいなことを言われることもしばしばありました。周りから見たらそりゃそうだろうな・・・我が子が不良と言われてもおかしくないグループにいるのですから。でも当事者である私からすると、不良になろうと頑張っているちょっとやんちゃな集団なだけで、犯罪を行うわけでも無いし暴力事件を起こすわけでもない。

でも何故か私だけが怒られる。多分離れた方が良いと言われても一緒に居続けたからだと思います。中学時代からそんなストレスを感じながら、私なりの一つの答えに行きつきます。

テストで良い点を取り続ける、です。

私の友達たちは試験前の勉強はおろか、試験中も寝るようなとんでもない奴等でした。中学生ながら私はさすがにそれはしたくないと思ってもいたし、何より私が学年でトップクラスの成績を出し続ければ誰も文句言わないだろう、そんな発想から試験前にはこっそり一人で勉強し、何だかんだ中学3年生の時には常に学年120名中トップ5以内の成績でした。

成績を出し続けていると親も先生もあまり何も言わなくなってきました。ふと気づくと中学生活もあと3ヵ月で終わるというタイミングになり、私は成績が良かったおかげで高校進学には何一つ不安はありませんでしたが、問題は友人たちです。中学3年生にして分数も分からない・・・というレベルで高校に合格するレベルでは無いし、そもそも高校に行きたいとも思っていない連中です。でも私は、そんな友人たちに高校に行って欲しいなという思いがあり、私の受験勉強もしないといけない中で、その友人たちに勉強を教えることにしました。

結果、私が教えたからなんて思ってはいませんが、全員の高校進学が決まりました(ほとんど中退してましたが・・・)。

この時の経験は、私の中では本当に充実した日々だったなといい思い出ですし、好きな仲間と好きな事をしながら、自分に出来ることで仲間をサポートする、サポートが出来るような人間になる為にやるべきことを努力する、このループを作り出すことで自分はワクワクするんだなと思います。

私は好きな人や仲間と一緒にいれたらいいし、その好きな人たちを守ったり、好きな人が成し遂げたいことを一緒に進めていくとか、そんなことが好きなんだと思います。

こんな性格も相まって、学生時代は法律家を志したのかなと。今は法律家では無く、この『Open base』を経営する友人のサポートをしているだけですが、それも私らしい。サポートできる範囲を広げて行く為にまた勉強する、そうやって小さなことのかもしれないですが、コツコツと前進をさせていくことが自分の欲望が満たされることに繋がる。この欲望を満たし続ける人生が私にとってのワクワクだと思うので、明日からまた頑張っていきます。

もし、お読みになられた方がいらっしゃれば、是非ご自身の欲は何か、を改めて考えてみるきっかけにして頂ければ幸いです。

行政書士事務所Open base|先を見据えた戦略を
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